憲法と法律の違いって何だろう?
言葉を知って、初めて日本の問題が分かってくる。
憲法とは?簡単に解説。
憲法(けんぽう)とは、国家権力の組織や権限、
統治の根本規範(法)となる基本原理・原則を定めた
法規範をいう(「法的意味の憲法」)。
ただし、法規範ではなく国家の政治的統一体の構造や
組織そのものを指す場合もある(「事実的意味の憲法」)。
---wikipediaより----
言い方が難しいですねぇ。
めちゃくちゃ簡単に言ってしまうと、
憲法というのは、その国の在り方を書いたものです。
言ってしまえば、その国の目指すべき姿がそこに書かれているんです。
だから、法律とはちょっと違うんですね。
どう違うかは、法律とは何かを知ってから説明しますね。
法律とは?簡単に解説。
法律は、これは色々な成立の仕方があるから一概には言えないけど、
日本で言えば、選挙に選ばれた議員によって国会で可決された国民が守るべき決まり事のことです。
法律には、守らなかったときの罰則がつけられます。
この法律というのは、憲法に書かれているその国の在り方に沿った内容でなければいけません。
ここがミソですね。法律と憲法の違いはここなんです。
法律と憲法は違います。
法律は憲法で決められているその国の在り方に沿った法律を作らないと無効になります。
この時点で、憲法というものは法律の上に立つ存在である事が明らかですよね。
憲法は一番偉いです。
過去にも、憲法の内容と違うからという理由で無効になった法律がたくさんあります。
例えば、、、
かつの日本において刑法200条に尊属殺人罪というものがありました。
これは殺人罪とは別に設けられた殺人を犯した人の刑罰でした。
内容というのは、簡単に言うと自分の親を殺したら無期懲役か死刑の2択!というものです。
通常の殺人罪と比べると、明らかに刑罰が重いものでした。
この尊属殺人罪の条文は今は削除されています。要するに、法律がなくなりました。
理由は、憲法が定める平等権の規定に反するという違憲判決が出たからです。
「人の命は自分の親だろうが、知らない人だろうが、平等であるべきだ。
刑罰に差があるという事は、命に差があるのと同じ事である。」という判決が出たからです。
このように、憲法と法律は似ているようで全く違うんですね。
憲法と法律の違いが理解できたら、
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