衆議院議席数は半分と三分のニの違いって何だろう?
言葉を知って、初めて日本の問題が分かってくる。
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衆議院議席数で何が変わるのかを簡単に解説。
政治は多数決です。
どれだけ議論を重ねていても、
最終的には賛成数の勝負であることは
仕方のないことです。
衆議院は480人います。
この480人の中で自分達の政党が多ければ多いほど、
以下の通り、その政党が実行可能な行動が増えます。
人数 | 内容 |
---|---|
100人 | 憲法改正原案の提出(国会法68条の2) 憲法改正原案の修正の動議(国会法68条の4) |
50人 | 予算を伴う議案の発議(国会法56条1項前段) 本会議での予算の増額あるいは予算を伴う法律案の修正の動議(国会法57条) 本会議での予算の修正の動議(国会法57条の2) 議長・副議長・仮議長・常任委員長の信任・不信任に関する動議若しくは決議案の発議(衆議院規則28条の2) 内閣の信任・不信任に関する動議若しくは決議案の発議(衆議院規則28条の3) |
40人 | 議員懲罰の動議(国会法121条3項) |
20人 | 予算を伴わない議案の発議(国会法56条1項前段) 本会議での予算の増額あるいは予算を伴わない議案の修正の動議(国会法57条) 会期前に逮捕された議員の釈放要求の発議(国会法34条の3) 質疑終局の動議(衆議院規則140条) 討論終局の動議(衆議院規則141条) 起立採決の要求(衆議院規則157条) |
10人 | 本会議の公開停止の発議(国会法62条) 党首討論への参加要件(院内交渉団体の資格を満たす野党党首のみ) |
こうやって見てみると、出来ることがだいぶ変わりますよね。
100人集まれば、憲法改正案が出せます。
これは、非常に大きいですよね。
半分と三分の二の大きな意味の違い
衆議院において、単独政党で議席を
半分持つか、三分の二持つかでは
大きく意味が変わってきます。
議席を半分確保すると、
法案を単独で衆議院は通すことが出来ますが、
もし、参議院で否決されてしまうと、
その法案を諦めることになります。
しかし、もし自分達で単独で三分の二を確保できれば、
参議院が法案を否決した場合、
衆議院の三分の二以上が再度賛成をすれば、
その法案は晴れて成立となるという規定があります。
(このことを衆議院の優越といいます。)
また、憲法改正が騒がれている昨今、
衆議院で三分の二以上の賛成が条件で、
憲法改正の手続きが出来るようになります。
まだ、日本では一度も三分の二以上が賛成が得られたことがありません。
三分の二以上の賛成で、晴れて国民投票を国民にお願いできます。
もしかしたら、憲法改正の気運が高まっている世の中なので、
日本初の憲法改正の発議がされるかもしれませんね。
私たちは歴史的瞬間にいるかもしれませんよ(*´∀`*)
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