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【公共事業特集】談合って良いところないの?

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果たして談合とはそんなに悪いことなのでしょうか?

談合って聞くと、ものすごいアレルギー反応が起きますよね。
談合は、政治とカネの問題においてはお馴染みの単語ですからね(^_^;A
それどころか、確かにね、談合とは違法性の高い(というか、違法…)日本独特の慣習です。

おいおい、違法行為が日本独特の慣習って。
そんなんでいいのかよ!!

って思わずツッコミたくもなりますが、

ええ。それで・・・・

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なんでかって?
説明はじめましょう!
※説明は、あくまでも個人的な意見ですよ!絶対ではないですからね(^_^)

そもそも談合ってなんなのさ??

まずはじめにね。
そもそも談合とは何かということからお話ししましょう!

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説明か、そうだな。うーん。

例えばね、国が道路を作るとします。

その道路を、普通に作るとすると大体1億円かかるとしましょう。
いわゆる相場ってやつですね。

そこにA社、B社、C社、D社が名乗りを挙げました。これが入札です。

こういう入札では、発注者である国が最低落札金額というのを決めています。
理由は、、、
例えばある会社1億円が相場の仕事を2000万円で落札するとします。

そうすると、
「どんな手抜き工事するつもりなんだよ!」ってツッコミたくなりますよね?(笑)
だって、普通に工事したら1億円はかかるって事前に調べてるんですよ?

だから、

「事前にこれくらいは最低費用がかかるんだろうから、ちゃんと工事してね」って意味で、入札の最低落札金額を設定しています。

なので、ここでも相場と同じように1億円を最低落札金額にしましょう。

さあ、いざ入札開始です。
入札ですから、この最低落札金額に一番近づけた会社が落札します。
入札開始後、A社が他の会社にこう切り出しました。

「うち、今、本当に厳しい。だから、今回の工事は譲ってくれないかな?」

B社、C社、D社は優しいんですね。

「わかった。困ったときはお互い様だよね。今回はA社さんに譲るよ。」

こうして、入札締め切り日。
A社は1億2000万円で入札。
B社は1億5000万円、
C社は1億4000万円、
D社は1億4500万円で入札。

今回の道路事業はA社が請け負うことになりました。
A社はお礼として、多く見積もった2000万円をB社、C社、D社へ分配して渡します。
これがいわゆる「談合」と呼ばれるものです。

どう思いました?

 

やっぱり汚いですかね?
ずるいですかね?

こういうのを見ると、公共事業というものが
利権にまみれた汚い事業に感じますか?

確かに、そう思う部分もあるでしょう。
うんうん。そう思いますよねぇ。わかります。

もう少し、談合についてお話ししたいのですが、
その前に、談合と比べられる自由競争入札についても
知っておく必要があります。説明しておきましょう。

自由競争入札って、ものすごくクリーンなイメージで、
談合が悪なら自由競争入札は正義と印象を受けますよね。

さわやかなイメージ。
さわやかなイケメンな感じ。

さて、自由競争入札とは何なのかを説明しますね。

正義の味方(?)自由競争入札とはなんなのさ???

自由競争入札は、単純に言えば談合との真逆です。
名前の通り、入札における競争は自由。
地域は関係なしに、地元であろうがなかろうが
誰が参加してもいいんです。

入札価格も安ければ安いほど、OK。
市民からの税金で、公共事業をするわけですから
一切の無駄金は払いたくありませんよね。
耐震性などの建築基準をクリアすれば、
安ければ安いほどOKって思いますよね?

それを実現してくれたのが、自由競争入札でした。
素晴らしいじゃないですか。
競争が自由に起きることは資本主義の原点ですから、
本当に素晴らしいことなんですよ。

ただ、自由競争入札の導入時期を誤ると大変なことになります。

でもね、自由競争入札の現実はこうでした…

今のように、この自由競争入札を押し進めた政治家は、

「自民党をぶっ壊す」のフレーズで人気を博した
小泉純一郎元内閣総理大臣。

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「やっぱり、あんたか。やれやれ」という感じでしょうか。

自由競争って言葉を聞くと、めちゃめちゃ聞こえが良いですよね。

なんだろう、たぶん自由という言葉が良いんでしょうね。
自由という言葉は、全ての人に平等のようなイメージを与えます。

しかし、自由競争入札は本当に平等なんでしょうか?

 

いいえ、平等なんかじゃありません。

ますます大手ゼネコンしか入札できなくなります。

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そりゃそうでしょ。
自由競争入札は、価格のみの勝負ですよ?

資金力に勝る大企業に、資金力のない地元の建設業者が勝てるはずありません。

大企業は、大量仕入れをすることで原材料も安く手に入るし、
必要な重機も全て自前で持っています。
そんな大企業とまともに闘って、地元の建設業者が入札できるはずない。

でもね、地元の建設業者だって生きていかなければいけません。

そこで、

善良な地元の建設業者は生き残る為に何をするか?

自分たちの利益を度外視した入札価格を提示します。

極端な話、赤字になってでも入札価格を出すんですよ。
とにかく仕事をもらって、お金を回していかなければ
従業員の給料も払えなくなってしまう。
従業員がいなくなったら、作業が出来ないから倒産してしまう。
こういった思いから、とにかく無茶をするんです。
でもね、まともな社長はそういう気持ちになりますよ。
みんな生きる為に必死ですから。

一方で、悪質な建設会社は何をするか。
出来もしない安い価格で入札するんです。だから、建設が途中で頓挫しちゃう。
それならまだしも、どこの国が作ったかもわかならないような
いい加減な原材料で建築し始めるんですよ。
もしかしたら、橋が突然崩壊するかもしれません。
これは、それらの道路や施設を利用する私たちの安心・安全に直結する大問題。

だ・け・ど!!

大手ゼネコンはそこまで無茶な入札をしなくても、落札できる訳です。
そのため、大きい会社はますます巨大化して、小さい会社はどんどん倒産しました。

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建設業者は最も多かった橋本内閣時から、13万もの会社が倒産しました。
自由競争入札がこの倒産数に拍車をかけたのです。
自由な競争が、市場を良くするどころかぶっ壊しました。
大企業しか勝てない競争原理を作ってしまったのです。

これは労働者にも言えることです。
自由とは聞こえが良いものですが、
実際の世の中には自由な生活が出来ない“不自由”な失業者を増やしました。

これが今の自由競争入札の真実なんですね。
この事実は、全然報道されていません。
だから、少しでも興味のない人は一生わからないまま。

後ほど、この自由競争入札の真実が与えた現在の影響を
別ページの「これからの公共事業はこうあるべき!」で詳しく説明します。
とにかく、今の時期にこの自由競争入札を率先して押し進めることは
日本の国力を低下させる恐れがあります。

だから、
日本の国力を小さくしていくことが目的の左翼的メディアによって、
談合は悪くて、自由競争入札は正義だという構図が世の中に広がったままなのです。

 

談合か自由競争入札か

ここからは完璧に僕個人の考えです。

談合と自由競争入札。
両方ともに良い面と悪い面があります。
ただ、今のデフレ不況に自由競争入札はあまりにも酷だと思います。
今は、談合を黙認して適正価格での公共事業を行うべきだと思います。
詳しくは「これからの公共事業」でお話ししています。

僕は、談合はみんながバランスよく仕事を得る制度だと思っています。
落ちこぼれてしまう会社が出ないようにする最善の方法でした。
こうした助け合いが、倒産する会社を少なくしていたのです。
談合という言葉は、本当に悪そうな言葉に聞こえますが、
助け合いっていう言葉を使えばイメージが変わります。

談合は立派な景気対策になるでしょう。
だって、倒産する会社が少なくなれば、失業者は増えません。

失業者の就業を促す対策よりも、
今、雇用されている人をそのまま雇用し続けるように促す対策の方がはるかに楽です。

僕も経営者の端くれなので思うのですが、
やはり一度規模を縮小してから、新たに採用しようとするとかなり慎重になります。

「また売上が悪くなったら、大変だよなぁ」
「それなら、今ある人材で効率よく回した方がいいかなぁ」

って感じで、新たに採用することを躊躇しちゃうんですね。
もし仮に、採用してもパートアルバイトや派遣を使う。
時間をなるべく区切って、部分部分で採用したりと
なるべく正社員の採用をしないようしちゃうんですよ。
こういう経営者の"気"持ちが経済の流れを左右していきます。
この経営者の"気"持ちは、雇われている雇用者にも伝わります。

これが、景"気"ってやつなんですよ。
ネガティブな気持ちが世の中に漂うと、不景気と呼ばれるんです。
ポジティブな気持ちが世の中に漂うと、好景気と呼ばれます。

それじゃあ、人の気持ちはどうしたら変わるのか。

それは、安定的に収入があることです。
お金の余裕は心の余裕なんですよ、やっぱり。

当然ね。
自由競争入札にも素晴らしい面はたくさんあります。
これが好景気の時に、行われるのであれば市場が活性化するんです。
でも、今は物価が下がり続けていく経済状況であるデフレです。
世間では、同じモノを同じ労力で売っても安くないと買ってくれない状況が続いています。
だからこそ、国や自治体の力で適正価格に力づくで戻す必要があるのです。
その為に公共事業は絶対に必要なんです。
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